未認可運賃収受などでANA・ピーチら5社を厳重注意 国土交通省
国土交通省航空局は6日、航空法で定める届出や認可申請手続きに複数の不備があったとして、ANAホールディングスと傘下の全日本空輸、ANAウイングス、エアージャパン、ピーチ・アビエーションの5社に厳重注意した。
国交省によると、全日本空輸で2016年以降、国際旅客便や国内・国際貨物輸送で未認可または未届出の運賃や超過手荷物料金、燃油サーチャージなどを収受したなどの事例があったほか、ピーチで昨年、未届出の国内旅客便運賃を収受した事例があったという。
ANAウイングスとエアージャパンなどでは、技術管理体制の変更に関する届出がなかったという。
国交省は、5社あわせて13項目の不備が確認されたとして、改善に向けた取り組み状況について7月7日までに報告するよう各社に指示した。(JX通信社/FASTALERT)